転職回数が多いと不利?その事実と不真実!

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転職回数は多い方が良いのか、少ない方が良いのか、どちらだと思いますか?

常識で考えたら自ずとお分かりだと思います。では、多ければ不利で、少なければ有利なのでしょうか?

これはどちらとも言えません。

つまり転職回数の問題と捉える事が本質論ではないからです。では、本質論はどう捉えたらいいのでしょうか。

転職回数という尺度

転職回数を気にしている皆さんは、転職経験が多い方なのだと思います。

転職回数が多い上に、現在も転職を考えているので、ご自分の転職回数が多いことを、不利だと思っておられるのだと推察します。それは一般論として真実です。

転職回数の多い少ないを何回とは定義して分類することはできませんが、転職回数が多い方は職場に定着できずに忍耐力が不足している人材とみられるのが一般的です。

年齢にもよりますが、転職回数が3回の20代と、5回の50代とを比較したら、純然たる転職回数は50代の方の方が多いですが、定着年数を勘案すると20代の方の方が離職しやすい人材と判断されるでしょう。

企業側から見たら、採用しても又すぐに辞めてしまう人材は採用したい筈がありません。ですから、一般論としては転職回数の多い方は不利であることは間違いありません。

とはいえ、転職回数が多い人が必ず不利で失敗するのかと言えばそうとも限りません。それは人材の採用は転職回数だけで判断しているからではないからです。

つまり転職回数というのは、一つの尺度であって絶対値ではありません。転職回数が多いというマイナス評価よりも、他の尺度のプラス評価が上回れば宜しいのです。

物事には必ず一般論と非一般論があります。一般論が真実でも、非一般論が不真実とは限らないのです。

本質論は企業と貴方のマッチング

転職が成功する為のポイントは相性です。採用企業と貴方ご自身のマッチングです。

相性が良ければ採用されますし、悪ければ不合格になります。では相性とは何でしょうか?

それは、採用企業の要望と、応募個人の要望が合致することです。

これが本質です。

英語が堪能な人材を求めているのに、ドイツ語しかできない人は採用になりません。

これは一般論です。

しかし、その企業が現在英語圏でのビジネス展開要員を応募していても、余りに流暢なドイツ語能力保持者だと分かった事から、将来のドイツ進出の布石として採用しようとするかもしれません。

これは縁です。

つまり、相性はどこで合致するのか運に任せる様なものなのです。

男女の恋愛にも似ています。一方が好きでも、相思相愛にならないと恋愛には至りません。お互いに理想の相手像があるのです。

それが合致すると男女は恋愛に至るのと同じです。転職回数が多くても、TOEIC920点保持者なら、採用しようと思われるかもしれません。

逆に転職回数が少なくても、TOEIC450点では不合格かもしれません。この様に、採用の可否の本質は、あらゆる可能性を秘めているという事です。

ですから、転職回数が多いから不利とか、少ないから有利という判断は、間違っています。

人にはみな長所と短所があります。

短所を自ら認識できているのなら、長所をアピールして伸ばせば良いのです。転職回数が多いという事が不利な状況だと認識できているのですから、有利な自分を見せるのみです。

転職回数が多い事の優位性

転職回数が多いという事が全て不利である訳ではありません。

転職回数が多いという事は、多くの企業を経験していて、企業の差異を知っているという優位性があります。

これは経験値です。

一つの会社しか知らない人材よりも、多くの企業の長短を理解している筈です。これからの仕事に活かす経験があります。即戦力者としては有利な状況です。

ですが、一般論に戻りますと、定着しない可能性も否定できません。

ですから、採用企業に対して、応募した理由の中に、従来の定着性の悪さを自ら認識して、今後は定着したいからこそ御社を選んでいるという事を認識させる事が大事です。

不利な状況は不利な状況として認識し、優位性のあるロジックを展開することです。

問題は、優位性のあるロジックが展開できない場合です。つまり、不利な転職回数という尺度を上回る有利な経験が無いという場合です。

本当にそうだとしたら深刻な問題ですが、アドバイスがあります。貴方ご自身が短所ばかり気にしているので、ご自分の長所がわからなくなっているのです。

長所をひけらかすのはかっこ悪いと思っている節もありませんか。転職のプロセスでは、貴方ご自身しか応募企業に長所を説明できる人はいません。

虚心坦懐となって、客観的に自らを見つめなおすと、絶対に言いたい長所がある筈です。それが、不利な状況を有利に導くと信じてみましょう。

おわりに

最後に再度申し上げます。

人には長所も短所もあるのです。あなたご自身が転職回数が多いという事が不利な短所だと思えば、有利な長所をアピールすることです。

ご参考になったら幸いです。